有料noteの問題と購入前に気をつけて欲しい3つのポイント!
- 2018.06.02
- Webサービス&アプリ
こんにちは、有料noteを何冊も購入している、ジン(@mGElyxlIXRAQDFg)です。
noteって便利ですよね。
少しお金を払えば、現在進行形で実績を上げている人の最新ノウハウ情報が手に入るとあれば、書籍より有用だという人の言葉も理解できるものです。
しかし、noteは便利なことだけでなく悪い面も存在しているも事実です。
ですので、本記事では
- noteとは何か?
- 有料noteが持つ問題とは
- 有料noteを購入する前に気をつけたい3つのポイント
についてお話します。
noteとは
noteとは、株式会社ピースオブケイクが運営している。
「クリエイターと読者をつなぐ」をテーマとした。
クリエイターが文章・写真・イラスト・映像などの作品を投稿して、その作品を多くのユーザーに見てもらえるシステムです。
投稿した作品については、売り手が無料もしくは有料での公開を100円~10000円の範囲で自由に決められる。
簡単言うと、自分が作ったイラスト・映像などの作品や自分が持っているノウハウを文章にして売れるサービスです。
有料noteの問題
有料noteは、売り手はnoteを買ってもらうことでお金を稼ぐことができて、買い手は有益なノウハウや作品を手軽に手に入れられる、すばらしいサービスです。
しかし、有料noteには問題もいくつか存在していますので、それらの問題について紹介していきます。
買い手と売り手の認識のずれ
有料noteの一番の問題だと、僕が思っているのは「買い手と売り手の認識のずれ」です。
売り手「これだけのクオリティーなら、この値段で問題ないだろう」
買い手「これだけの金額を出すのだから、自分の人生を豊かにする為のきっかけになる情報が欲しい」
いわゆる売り手と買い手の間でのクオリティーと金額のズレによって起こる問題ですが、有料noteではこのズレが顕著に現れます。
なぜかと言うと、noteは一般の大勢に向けて販売する書籍やイラスト集とは違って、量より質を重視しているからです。
- 300ページ程度の文庫小説が約12万文字
- 200ページ程度のノウハウ本や自己啓発本が6万~8万文字
- 有料noteが4000~25000文字
※上記は平均的なデータになります。
早い人なら2~3時間で完成させて販売できるのがnoteの魅力ですが、問題なのは仮に2~3時間で作ったnoteのクオリティーとnoteに設定された金額が、買い手にとって満足できない場合です。
例えば、以下のような有料noteだった場合なら。
「金返しやがれ、バカ野郎!!」となってしまいますよね。
今回あげた例は極端なものです。
しかし、実際には例のようなことが有料noteの売り手と買い手の間で起こっています。
そして、有料noteにはシステム上、返金制度は用意されていません。
購入後のnoteでも買い手が加筆・修正を行えば、売り手が買ったnoteにも反映されるようになってはいますが、加筆・修正を行うかは売り手の判断にゆだねられています。
ですので、売り手が加筆・修正を行う必要が無いと判断されれば、買い手は「高い授業料だった」と思いながら諦めるしかありません。
有料noteは一般のノウハウ本の半分未満の文字数なのに、質が高い(有益情報が載っている)として一般のノウハウ本よりも高く売られていることもザラにあります。
レビュー機能が働いていない
現状、有料noteには口コミやレビュー機能はなく。
noteの買い手が購入するかの判断は、現状2つしかりません。
- SNSで公開されている売り手の実績や信頼度
- 有料noteの冒頭に書いている200~2000文字程度の紹介文
※有料公開部分の文字数や画像数も表示されるのですが、水増しは簡単にできるのであえて判断材料には入れていません。
一応コメント欄はあるのですが、ブログなどと同様に売り手の意志でコメント欄は非表示できるシステムとなっています。
口コミやレビュー機能もなくコメント欄まで非表示にされた場合は、他の購入者の感想・評価がない状態で購入の判断をしなければなりません。
一般で販売されている商品やサービスには必ずといっていいほど、他の購入者からの口コミやレビューが付いていることを考えると、有料noteの購入の判断がいかに難しいか分かるかと思います。
そもそも情報商材は規約で禁止されている?
noteでは情報商材を販売することは規約で禁止とされています。
8.禁止事項
以下に該当するデジタルコンテンツの掲載は禁止します。
・盗作など、他者の著作権等を侵害しているもの。
・上記のほか、他者の財産権、著作権・商標権等の知的財産権、肖像権、名誉・プライバシー等を侵害するもの。
・詐欺や公序良俗に反するもの。
・アダルト、性的、わいせつ的、暴力的な表現行為、その他過度の不快感を及ぼすおそれのあるもの、およびそれらのサイトへのリンクがあるもの。
・差別につながる民族・宗教・人種・性別・年齢等に関するもの。
・自殺、集団自殺、自傷、違法薬物使用、脱法薬物使用等を勧誘・誘発・助長するような行為
・情報商材
・法令に違反するもの。
・その他POCが不適切と判断するもの。
– note利用規約ページより引用
しかし、どの程度が情報商材とみなされるのかは運営より言及されていません。
恐らく情報商材とみなす基準を公開すると、それを基準に対策されると考えているから公開しないのだと思っています。
結局、情報商材とみなされる基準も不明で、情報商材とみなされる基準もかなり甘く設定されているため。
現状は役立つノウハウ情報か情報商材かあいまいな形で、有料noteが販売されていることが多くなっています。
有料noteが情報商材かを判断するのは購入者だけの権利で、購入者の多くが「情報商材ではない」と判断していれば、情報商材扱いにはならないのではないかと思っています。
有料note購入前にやってほしい3つのこと
有料noteは書籍には載っていない役立つ情報を提供してくれる便利なものです。
ただし、クオリティーの高いnoteであることが条件となっています。
しかし現状は、無料で販売されている電子書籍のクオリティーよりも低クオリティーのnoteが売られているケースも多いです。
本来なら無料で手に入るはずの情報をお金をかけて買うのは、お金をドブに捨てるようなものです。
ですので、この後に紹介する。
『有料note購入前にやってほしい3つこと』を実践して、無駄な有料noteにお金を使わないようにしましょう。
ネット上で無料で情報が拾えないかを確認する
有料noteに購入する前に必ずやって欲しいのが、有料noteに記載されていそうな情報をネット上のブログやサイトで無料で公開されていないかを探すことです。
特に初心者向けのノウハウであれば、ブログやサイトで無料で公開されていることが圧倒的に多いです。
有料noteを買うのは、ネット上のブログやサイトを見てからでも遅くはありませんよ。
有料noteより安い書籍がないか探してみる
自分が知りたいノウハウ本が、書店や図書館で置いてないか探してみましょう。
本屋や図書館置いてある本なら、本の中身も確認できるので、本当に自分に役立つ本なのかを検討した上で購入できます。
さらに、有料noteよりも値段が安ければ言うことはありません。
図書館でなら館内でじっくり読めますし、2週間までなら本を無料で借りることもできるので、近く図書館がある場合は利用してみてのも手ですよ。
Amazon KindleUnlimitedを利用してみる
書店や図書館まで足を運ぶのが面倒な人は、契約中は本が無料読み放題となるAmazon KindleUnlimitedを利用してみるのも一つの手段です。
Amazon KindleUnlimitedに置いているある本は、有益な本が少ないとされていますが、少ないだけで有益な本は確実にあります。
特に各ジャンルの初心者~中級者に向けたノウハウ本であれば、何冊も有益な本が置いてあります。
ですので、一度Amazon KindleUnlimitedの読み放題対象で、自分にとって有益な本がないか探してみましょう。
もし、2冊以上読みたいノウハウ本が見つかった場合は、契約して読んでみるのもありです。
Amazon KindleUnlimitedは初回契約時は1ヶ月無料で、1ヶ月以内に解約すれば月額料金はかかりません。
ただし、2ヶ月目以降は月額980円かかるのでご注意ください。
1個1000円以上する有料noteであれば、月額980円でノウハウ本が数冊読める「Amazon KindleUnlimited」を利用する価値は充分にあります。
有料note販売者の実績と信頼性を調べる
ノウハウ系の有料noteを買うことは、noteを通じてコンサルタントをしてもらうのと同じです。
実績もなく有益な情報の提供や適切な指導ができないコンサルタントに金を払うなんてバカらしいですよね。
これは有料noteでも同じで、実績や信頼性のない人物から有料noteを購入することは、実績のないコンサルタントを雇うようなものです。
ですので、有料noteを購入する場合は、noteやTwitterに記載されているプロフィールや実績が本当であるか確認しましょう。
へっへっへ 俺の有料note買わないかい? 俺の実績は明かせないけど絶対に損はさせないぜ
残念ながら、このような人も有料noteを販売しているので、書籍販売のようなレビュー機能がないnoteでは販売している人の実績や信頼性はとても重要です。
特に自分の目で確かめられる実績の証拠を提示していない人から、有料noteを買うのはオススメしません。
インフルエンサーからnoteを購入する場合
まずインフルエンサーという言葉について簡単に説明しておきます。
「Influence(インフルエンサー)」(影響・感化・作用の意)を語源とする言葉。
他者や一般社会に大きな影響力を及ぼす人や事物のことを指します。
インフルエンサーは影響力がある人の事なので、有名人とは少し違う意味の言葉になります。
さて本題になりますが、インフルエンサーから有料noteを買うか検討している場合。
インフルエンサーだから「購入するnoteは絶対に有益なものだ」と決めつけるのはでなく、購入前にきちんと調べておくのが重要です。
特にインフルエンサーが出しているnoteはTwitterやGoogleで検索すれば、数人は購入したnoteに対する感想をあげています。
ですので、上がっている良い感想と悪い感想の両方を見た上で、自分がお金を出して購入する価値のあるnoteであるか確認しましょう。
ただし、インフルエンサーのファンで、この人が販売する有料noteなら「お金はいくら出しても買う価値がある」と強く思っているなら。
迷うことはありません、時間がもったいのでさっさと購入しましょう。
役立つ情報をお金をかけずに取得する力を身につけよう
「自分が持っているノウハウを人に売りたいけれど、書籍を出すのはちょっとハードルが高い」
そんな悩みもnoteの登場により解決されつつあり、有益な情報を手に入れたい我々にとっても、さらに情報が手に入りやすくなりました。
しかし、有料noteは個人が手軽に作れてお金を稼げるツールでもあるので、いわゆる情弱をターゲットに荒稼ぎしようとする不届き者も存在します。
買った時点でお前の責任なんだよ! 俺は悪くねぇっ!
有料noteを買ってこうなってしまうことも充分に想定されます。
ですので、自分にとって役立つ情報は、極力お金をかけずに自分の力で手に入れる力を付けましょう。
- note
- 書籍(電子書籍)
- 動画
- ブログ・サイト
- Twitteのツイート
- 新聞・ニュース
- 友人・知人に聞いてみる
など。
今後は法人だけでなく個人からも、有料情報が飛び交う時代となっていくことは確実です。
そんな情報時代の渦に飲み込まれて、貴重なお金を無駄に吐き出さないようにならいように、役立つ情報を無駄なく手に入れる力を身につけてください。
本記事はここまでです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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