ツイッターで人気!理想の上司を見れる漫画『今どきの若いモンは』感想
こんにちは、あーてぃです。
今回はツイッターで50万お気に入りを突破した。
あかごれの仕事ライフを漫画にした、吉沢光兵氏著作。
漫画『今どきの若いモンは』についてお話します。
ところで現在の日本における。
40歳以上の課長や部長、役員といった上司に、みなさんはどんなイメージを持っているでしょうか?
「若い社員への長時間残業の強要」
「普段の仕事でのパワハラや飲み会でのセクハラ」
「若い頃の自分の自慢話」
「部下の手柄は自分の手柄。部下の失敗は部下の失敗」
など
良いイメージよりも、悪いイメージを持つ上司の方が、多いように思われます。
しかし今回紹介する、漫画『今どきの若いモンは』
40歳を超えるベテラン課長の石沢が、若手OL社員の麦田ちゃんへ見せる上司の姿。
その姿が私の思っている、「理想の上司の姿」にすごく近かったので、思わず感想を記事にしてしまいました。
登場人物
まず始めに、簡単な人物紹介をしておきます。
この二人だけ覚えておけば、『今どきの若いモンは』を読むのに全く支障はありません。
麦田:ゆとり世代に生まれた、真面目に働く素直でいい子。
新人OL社員
石田課長:部下を気づかえる「今どきの若いモンは」が口癖のベテラン課長。
40歳を超える渋いおじさま。
いい意味で裏切ってくれる「今どきの若いモンは」が口癖の課長
『今どきの若いモンは』の1話で、40歳を超える渋いベテランの石沢課長が「今どきの若いモンは」と言ったとき。
私は次に「早く帰るなんて、軟弱ものだ」という、ありふれたセリフが来ると思っていました。
しかし石沢課長が言ったセリフは、まったく逆のセリフでした。
「真面目に働きすぎなんだよ」
石沢課長のこのセリフを見た瞬間。
私は漫画なのに不覚にも、驚きを覚えました。
そして「早く帰れよ」、「上司が残っていたら、帰りずらかったんだろ」、「気づくのが遅くなってすまんな」
と若いOL社員の麦田ちゃんを、気づかう石沢課長の姿を見たときの私は。
「石沢課長、マジカッコぇぇぇー、一生付いていきます」と思わずには、いられませんでした。
私は10年以上のサラリーマン生活において。
会社から定時帰宅しようとすると、「えっ、もう帰ろうとしてるの」と上司に注意されたことは、何回もありました。
そして長く働いていることに対し、上司からねぎらいの言葉をかけてもらったことは、ありませんでした。
だからこそ、私は『今どきの若いモンは』の1話を見て。
この漫画自体に強い共感を覚え、残りの話も一気読みしてしまいました。
ゆとり世代に生まれたのは、お前のせいじゃない
ゆとり世代に生まれたことを、心のどこかで下に見ている上司は、残念ながらまだまだいると思っています。
私も「ゆとり世代の自分と比べ、自分の方がいかに大変だったか」の自慢話を、上司から何度も聞かされ。
その度に、嫌な気持ちになったものです。
だからこそ私は、石沢課長が新人OLの麦田ちゃんに言った。
「好きで生まれた訳じゃねぇのに、ゆとりってバカにされる」
「それはオメェが悪いわけじゃ、ねーのになぁ」
この言葉に泣きそうになりました。
本当に石沢課長のような上司が、自分の上司だったらと思わずにはいられませんでした。
部下の失敗に一緒に責任をとってくれる上司
私は部下の失敗に対して、一緒に謝ってくれる上司を、残念ながら見たことがありません。
だから「一緒に迷惑をかけた取引先に頭下げにいくぞ」といって、取引先へ一緒に頭を下げに行ってくれる、石沢課長の姿には、本当に上司としての頼もしさを感じました。
失礼かもしれませんが、リアルの上司の多くは石沢課長と違い。
上司としての頼もしさを、感じることがほとんどできないと、思えてなりません。
部下の失敗に対し、部下と一緒に責任を取るのも、上司の仕事だと私は思っています。
だからこそ、部下が間違った方へ進みそうになったときに、上司が叱ることは当たり前だと思いますし。
部下が提案したことへの決定権や、仕事内容を命令できる権限を持っているのだと思っています。
飲み会は仕事じゃない
「セクハラは犯罪だ酔ってたって許されねぇ」
「お酌は義務じゃねぇし」、「そもそも無理してこなくていいし、帰りたいときに帰ればいい」
私が以前居た職場では、行きたくもない「飲み会やイベント」にも毎回強制参加でした。
そして私は、「飲み会やイベント」への強制参加が原因で、会社と揉めて。
10年以上所属していた会社を、退職した経験があります。
ただ前の職場を退職した選択に対して、全く後悔はしていません。
しかしあの時に、強制参加ではなく「行きたくなければ、参加しなくてもいいんだ」と上司が言ってくれたら。
私は前の職場で今でも、うまくやれたいたのかと思うことが、ときどきあります。
私は何ごとにも強制参加が嫌いなので、「飲み会やイベント」は自分が心から行きたい人と、行くべきだと思っています。
ですので作中のシーンにある、麦田ちゃんが自分から「課長と飲みたいんです」と誘う姿こそ。
理想の上司や同僚との飲み会だと思えて、作中のシーンに憧れてしまうのだと思います。
良い職場の条件とは
「どんなことでも、この人がいたら頑張れる」そう思える人がいるか。
私は作中のこのセリフに、激しく共感を覚えました。
仕事の場で「仕事は何のためにするのか」と聞かれたら、ほとんどの人間は「お客様のため」という回答を返すでしょう。
でも私は、全員が本心から「お客様のため」と思いながら、仕事をしているとは思っていません。
正直私は、顔も見えない、声も聞こえない赤の他人のために働く気にはなれません。
私はヒラ社員で、売上に給料が影響することがほとんどないので、「お客様のために働く気」はより皆無です。
ですが私は自分が働くことで、「自分の家族や、社内で一緒に働く人間の役に立つ」ことを目標に仕事をしています。
だからこそ作中でのセリフ、「どんなことでも、この人がいたら頑張れる」
このセリフには、すごく共感してしまいました。
ですので作中で語られる、良い職場の条件は「人」である。
このセリフには、私も強く「そうだ」とこの漫画を読んでいて、思わずにはいられませんでした。
まとめ
『今どきの若いモンは』の作中に出てくる。
石沢課長のような部下を本当の意味で想える上司は、現実ではまだまだ少ないと思います。
少なくとも私が今まで勤めてきた職場では、石沢課長のように部下を思って行動をしてくれる上司に、出会ったことがありません。
だから漫画とはいえ、多くの働いてる人から見て、理想の上司像を描いたこの話に、50万以上の人が共感を覚えるのだと思いました。
最後になりますが、漫画『今どきの若いモンは』は、若い社員のことも親身に考え。
時には尊敬もしてくれるような理想の上司に、一度も出会ったことがない人にこそ、オススメしたい漫画です。
そして今なら(2018年5月7日時点)、作者のTwitterから、1話~11話まで無料で読みことができるので、よければ一読してみてください。
作者のツイッターで無料公開中 『今どきの若いモンは』1話~11話へ
以上です。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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