黒い人が主役!犯人の犯沢さんの4つの魅力を紹介【名探偵コナン】
- 2019.11.20
- 名探偵コナン
名探偵コナンで犯人の正体を不明にしておきたい時に登場するおなじみの黒い人。
- 登場回数の多さ
- 全身黒タイツなのに豊かに見える表情
- 視聴者の予想の斜め上を行く奇抜な行動
- 時に視聴者の度肝を抜くスーパーアクションを披露 (特に劇場版)
などの要素からネタキャラとして名探偵コナンファン達から愛され、もはやマスコット的人気キャラとなった黒い人。
その人気はとどまることを知らず、ついに黒い人が主役として大活躍するスピンオフ漫画『犯人の犯沢さん』が登場しました。
今回はそんな黒い人が主役のスピンオフ漫画『犯人の犯沢さん』のあらすじと主な登場人物の紹介に加えて、『犯人の犯沢さん』を読むうえで3つの魅力を紹介します。
犯人の犯沢さんのあらずじ
電車に乗っていた一人の客が米花町で降りようとする。
思わず電車の乗客たちも「死にたいのか!?」「早く戻るんだ!!」「まともな人間はこの町には近づかんぞ!」と必死に説得を試みる。
しかし、その客は不敵な笑いを浮かべながら
「ころす側ですから!」
そう言い放って米花町に降り立ったその客こそ、本作の主人公である黒い人『犯沢さん』だった。
犯沢さんはあの男をころすために実家の田舎から米花町に上京して来たという。
この話は毎日複数人が殺される日本一の犯罪都市「米花町」で同業者の黒い人たち・名探偵・警察・公安・怪盗・超人たちから、自分の命と明日の生活を守りながら、あの男への復讐を果たそうと日々奮闘する犯沢さんの苦労と涙の物語である。
なんか、それらしくあらすじを書いてますけど、ようするに名探偵コナンの米花町に来た黒い人がいろいろ災難な目に会いながらあの男をころすために奮闘するギャグ漫画ってことですよね。
まあ一言で言えばその通りで、『犯人の犯沢さん』は名探偵コナンの米花町を舞台にしたクリミナル・ギャグ漫画になるよ。
あの男とは
犯罪都市「米花町」で暮らしている男で、これまで多く人間を絶望や恐怖のどん底に追いやってきた経歴を持っており、異常者揃いの米花町でも一際危険な人物。
犯沢さんは過去にあの男によって大切な人を奪われ、あの男に復讐することを誓って田舎から米花町へやってきた。
犯沢さん曰く、あの男の顔は覚えているが、名前は知らないとのこと。
そして、頭がとんでもなく切れるらしい。
あの男の正体は『犯人の犯沢さん』第3巻で明かされているから、気になる人は『犯人の犯沢さん』を3巻まで読んでみてね。
犯人の犯沢さんで登場する主な人物
ここでは『犯人の犯沢さん』で登場する、犯罪都市「米花町」で暮らす危険人物たち(主な登場人物)について紹介していきます。
ほとんどのキャラが名探偵コナンの本編で登場しているキャラクターばかりなので、先に名探偵コナン本編を漫画かアニメで視聴しておくとより楽しめますよ。
犯沢さん
『犯人の犯沢さん』の主人公であり、名探偵コナンではおなじみの黒い人。
姿はずっと黒い人のままであり、彼の家族や幼馴染も黒い人で登場する。
元々田舎暮らしで根は優しい人物だが、あの男に復讐するため犯罪都市「米花町」へやってきた。
しかし、常識が通用せず、登場する人物たちも異常者だらけの犯罪都市「米花町」での生活に心と体を日々すり減らしている。
江戸川コナン
米花町5丁目の毛利探偵事務所に居候している、おなじみ本編の主人公。
体は子供、頭脳は大人、迷宮無しの名探偵にして、米花町に数多の黒い人を引き寄せる死神。
『犯人の犯沢さん』では黒い人の天敵として君臨しており、米花町で犯罪を犯そうものならすぐに彼の目に入って明日の朝日は牢屋の中で拝むことになる。
本編よりも黒い人に対する嗅覚がするどくなっており、犯罪を犯そうとする意思を放つだけで背後からマークしてくるようになってるよ。
毛利蘭
江戸川コナン(工藤新一)のガールフレンドにして、ツノにしか見えない特徴的な髪型と超人的な空手がインパクトに残る女子高生。
『犯人の犯沢さん』では、本編よりもツノと空手の実力がはるかに上がっており。
並の犯罪者であれば衝撃だけで吹き飛したり、至近距離から撃たれたピストルの弾を素手つかみながら笑顔で犯罪者をさとす姿はもはや恐怖でしかない。
毛利小五郎
本編でもおなじみの眠りの小五郎。
『犯人の犯沢さん』では毎度のようにコナンから打ち込まれた麻酔針を道にいくつも落としており、町を汚すおじさんとして犯沢さんから敵視されている。
目暮警部
彼に安息の日は訪れるのかと言いたくなるくらい、日本一ブラックな環境で働く刑事。
『犯人の犯沢さん』では、犯罪都市「米花町」において目暮警部が署内でおとなしく働いている姿を見ることは無い。
阿笠博士
本編でもおなじみの時計型麻酔銃などの探偵道具を開発した博士。
『犯人の犯沢さん』では、時計型麻酔銃をはじめとした自身が開発した発明品の性能を試すモニター(モルモット)として犯沢さんを高額で雇い実験体としている。
アパートの管理人
犯沢さんが米花町での活動拠点として借りた部屋のアパートの管理人。
常識人で優しい管理人さんではあるが、明日の命が保証されない犯罪都市「米花町」において家賃を滞納されることは極めて重大な損失であるため、「滞納者は問答無用で即退去!」という厳しいルールを住居者たちに課している。
パリピたち
ことにあるごとにパーティを開き楽しむ、米花町で犯沢さんが住むアパートの同居人たち。
ただし、彼らも犯罪都市「米花町」の住人であるため、お金のやり取りに関しては非常にシビアな一面を持つ。
白馬探
おなじみ怪盗キッドのライバルである探偵。
『犯人の犯沢さん』では、犯沢さんと同じバイト先で潜入捜査のためにバイトをしている。
しかし、彼自身は事件のためバイトを欠勤することが非常に多く、実質助手である鷹のワトソンが犯沢さんと一緒にバイトをしている。
犯沢さんの母親
『犯人の犯沢さん』における数少ない裏表の無い良心ともいえる人物。
犯沢さんの母親ということで彼女も黒い人の姿で終始登場する。
犯罪都市「米花町」で日々大変な苦労をして心がボロボロになりつつある犯沢さんに対して仕送りをしたり、時には訪問したりして元気づけるなどしてくれる、犯沢さんにとってとても大切なお母さん。
怪盗キッド
『まじっく快斗』に主人公にして、名探偵コナンでもおなじみの怪盗。
犯人の犯沢さんでも得意の奇術を利用したあざやかな怪盗術を披露する。
また、名探偵コナン本編と同様、怪盗キッドが登場する時は人があまり死なないため、米花町の住人たちからは多大な人気がある。
同業者の黒い人たち
犯罪都市「米花町」に潜む、なんらかの犯罪を目論む黒い人たち。
犯人の犯沢さんでも多くの黒い人たちが様々な犯罪を起こすが、米花町に住む死神によって即座につかまってしまう。
ポメ太郎
犯沢さんが犯罪のトリックに利用するために購入した、モコモコな毛並みとつぶらな瞳が特徴のオスのポメラニアン(犬)
犯罪の助手としての用途は立っていないが、元気で人懐っこく、その愛くるしい姿で犯沢さんの癒しとして活躍している。
犯人の犯沢さん3つの魅力
犯罪都市「米花町」の日常が見られる
『犯人の犯沢さん』読むうえで大きな魅力と言って間違いないのが、毎日複数人が死ぬ日本一治安の悪い犯罪都市「米花町」ならではの異常でおかしいなシーンを数多く見ることができる点です。
- 人が死に過ぎるせいで、事故物件が異常なほど安い
- スリ、詐欺、強盗、傷害事件は日常茶飯事
- 夜中に出歩くことは「殺してください」と言っているのと同義
- 異常な検挙率を誇る警視庁がある
- 隣にいた人が明日死ぬことが全く珍しくないため、お金のやり取りは異常なほどシビア
- 防犯グッズ店で拳銃が売られている。(一般人も勿論買える)
- 拳銃が効かない人間がいる
これ以外にもまだまだ『犯人の犯沢さん』では米花町でしか見られない異常なシーンがたくさんあるよ。
黒い人なのに非常に優しくて真面目な犯沢さんの性格
名探偵コナンにおける黒い人と言えば、そのほとんどが残酷で冷酷な人物があることが多いです。
しかし、犯沢さんは黒い人であるにも関わらず、米花町で暮らす住人の中でもトップクラスで優しく真面目な人物であり。
そんな犯沢さんと米花町に住む異常者揃いの住人たちを組み合わせることで、名探偵コナンファンも力を抜いて読んで笑えるスピンオフ漫画へと仕上がっています。
名探偵コナンではいろんな黒い人がいますが、米花町でゴミ拾いに勤しみ、ゴミのポイ捨て住人を恨む、ここまで人の良い黒い人は犯沢さんくらいじゃないでしょうか。
名探偵コナン本編を読んでおけば、犯人の犯沢さんが120%楽しくなるパロディ要素満載
『犯人の犯沢さん』では名探偵コナン本編や劇場版であった事件や出来事がパロディ要素として数多く登場します。
そのため、事前に名探偵コナン本編を漫画かアニメで見ておくと『犯人の犯沢さん』をより楽しむことができます。
特に名探偵コナンで起こった事件を覚えておくと、パロディ要素をより楽しめるようになっているよ。
ギャグ漫画に合った絵柄と本編では絶対にみられない絶妙なツッコミが満載
『犯人の犯沢さん』はギャグ漫画ということで、絵柄が本編よりもかなりくだけたギャグチックなものとなっているうえ。
名探偵コナン本編において視聴者たちがツッコミたくなるような要素に対しても、犯沢さんが盛大にツッコンでくれるので、日ごろから名探偵コナンに対してツッコミを入れたくなるような人は『犯人の犯沢さん』は読んでいて非常に楽しいこと間違いないでしょう。
これを見て、そういえば名探偵コナンで殺人現場を極力汚さない犯人ってほとんどいなかったことを思い出しましたね。
犯人の犯沢さん既刊紹介
犯人の犯沢さんは現在1巻~4巻まで発売されており、現在も絶賛連載中です。
ここではそんな犯人の犯沢さん各巻の見どころを紹介していきます。
第1巻:犯罪都市「米花町」での生活に苦しむ犯沢さん
『犯人の犯沢さん』の始まりとなる、第1巻。
この巻では、犯沢さんが米花町に住むあの男を探し出して復讐するために米花町で住居を確保しようと奮闘します。
しかし、当然のことながら犯罪都市「米花町」での物件探しがそう簡単にうまくいくはずもなく、話の始まりから犯沢さんの苦労する様子が面白おかしく描かれてます。
第1巻からコナン君、蘭ねーちゃん、阿笠博士、目暮警部といった本編でもおなじみ人達が登場するよ。
もはや完全に人間ではなくなった蘭ねーちゃんの空手はツッコミどころ満載ですよ。
第2巻:ブラックバイトに苦しみ犯沢さん
第1巻で米花町にやってきた犯沢さんは何とか住まいを確保しますが、今度は生活していくためのお金が足りない。
そこで、バイトを始めようとしますが、犯罪都市「米花町」でのバイトで安全で簡単なバイトなど当然あるはずもなく、いろんな意味で超絶ブラックなバイトに翻弄される犯沢さんの姿を見て笑わずにはいられません。
第2巻では公安のあの人や怪盗キッドのライバルも登場しますよ。
バイトの話以外にも遊園地でとんでもない目にあったり、犯沢さんの母親が米花町にやってくる話も面白くておすすめですよ。
第3巻:あの男発見?そして実家に帰省するために奮闘する犯沢さん
第3巻でようやく犯沢さんがずっと探し続けていた?あの男に関する大きなヒントが明かされます。
その他にも犯沢さんの相棒となるモノが登場したり、米花町から実家に帰省しようとするために奮闘します。
犯沢さんが米花町で犯人を呼び込む死神一家との絶望帰省ツアーの話は爆笑ものですよ。
他にも怪盗キッドが登場したり、同居人であるパリピたちの仕事が分かる話も面白くておすすめです。
第4巻:ついに帰省!犯沢さんの過去が明かされる
死神一家との絶望帰省ツアーを何とかこなして実家に帰省した犯沢さん。
第4巻では、帰省した実家で犯沢さん一家とのやり取りや犯沢さんの幼馴染の女の子が登場したりと犯沢さんの過去が明かされます。
もちろん、米花町でおなじみの人物たちに120%振り回される犯沢さんもたっぷり堪能できます。
怪盗キッドと白馬探以外の『まじっく快斗』に登場したキャラもこの巻では登場しますよ。
『犯人の犯沢さん』第4巻を読む前に『まじっく快斗』の原作漫画かアニメを見ておくと、パロディネタや登場人物の事が分かるからより楽しむことができるよ。
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